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執筆者の写真barba

更新日:2022年9月5日


10周年という節目。

当店は、

特別なイベントは何もしません。

通過点として、

いつもと変わらない日常に感謝をし、

お祝いをされるのでは無く、

今まで関わって下さった全ての皆様に、

私達が感謝をする日。



札幌の二条市場のれん横丁に、

恩師からのバトンを受け、

Barbaを立ち上げ二人で歩んできた10年。



紆余曲折がありながら、

自分達が、

「心が喜ぶことをやっているか?」

常に自問自答しながら、

時には速度を落として引き返し、

コツコツと少しずつ、

派手さはないけど、地道に、

"自分の人生を生きる"ということを

掲げて進んできました。



コロナ禍、

こんな世の中だからこそ

沢山のことに気づき、  

新しい出会いとご縁があり、

私達は、未来へと、

一つの目標に向かって舵をきります。



⁡ー出会いー


当店は、半年ほど前より、

土日の営業をお休みしています。

おまけに営業時間も短縮…笑


「飲食店なのに土日になぜ??」と、

お客様より質問をいただきます。


実は…今、私達は、

蘭越町にある

'ニセコサヒナキャンプ場'内の施設で

お手伝いをさせて頂いています。



夏〜真冬のキャンプ場に、

キャンパーとしてお邪魔していた私達。


ある日、

オーナーさんとお会いする機会があり、

次のステージへの足掛かりとなるお話を頂きました。


なぜ、土日を休むという決断を

できたかというと、


一言でいうならば、

サヒナキャンプ場に

"惚れてしまった" から…。



ここ、サヒナキャンプ場は、

裏方を、

知れば知るほど、

さらに大好きになる場所。



キャンプ場を無から一つずつ作り上げた

オーナーご夫妻をはじめ、

スタッフの皆さんの、

おもてなしの心と気遣いと温かさ。

この場所への愛情と責任感。 


しっかりとキャンパーさんにも

キャンプ場を守るために、

心地よく過ごすために、

少しのハードルとルールを設ける徹底さ。


スタッフの皆さんの気持ちのよい接客。



ありのままの自然とはいうけれど、

場内にはゴミひとつ落ちていない、

道に空いた穴は埋める、

虫の撤去、

2時間ごとのトイレチェック、

窓は曇りひとつなく、シンクもピカピカ、

いつお邪魔しても隅から隅まで、

清掃が行き届いていて、

とても気持ちの良く過ごせる事に

毎回、感動していました。



25年の歴史のあるキャンプ場、

子供を育てるように丁寧に手を掛け、

この地を大切にしている思いが伝わる。



焚き火を直火で楽しめる炉には、

神聖さをも感じる。


何処か凛としていて大人な空気感。


穏やかな時間が流れている場所。



ー 私達が今ここにいる意味  ー


雑音が多く「本当の心の声」を聞き取ることが難しい世の中、


少し勇気がいりますが、

私たちが歩き続けていくために、

立ち止まり、

雑音の届かない場所に身を置いて、

あるがままの自分の声に耳を傾ける


忙しく動き続けるほうが実は楽という事も

あるかも知れませんが、


自分達の人生を歩んでいくためには、

今ここで、 

自らの内側から湧き上がってくるものに

素直に耳を傾けていきたい。




その中で見つけた 

次のステージ。 


ようやく私達の答えが出ようとしています。


これから、もしかすると…

お店の見え方や映り方は、

変わっていく事もあるかもしれません。


でも、

根っこの部分は変わら

ないでありたい。


「変わらないまま、変わり続ける」

 

まだ、構想段階のため、

内容はお話しはできませんが


近い将来、実現できる日まで

お付き合い頂けたらと思っております。


長くなってしまいましたが、

どうか皆さまが健康で

笑顔でいられることと、

光のある未来を心からお祈りするとともに、10年目のご挨拶とさせていただきます。


全ての皆様に沢山の感謝を込めて。


追伸、 

Barba共々

是非!サヒナキャンプ場にも遊びにいらしてくださいね。

               Barba 店主



執筆者の写真barba

更新日:2022年1月11日

2021年、 

コロナ禍でザワザワしている

そんな頃、

タイミングを合わせたかのように、

私達二人して、

これから先長いお付き合いになるであろう

大病をしてしまいました。

ほとんどの時間を療養につかい、

お客様にも

不規則な営業日、営業時間になってしまい、

今もなお、

ご不便をお掛けしてしまっています。

きっとこの時間は、

自分達を見直すための

"時間の贈り物" と思い、

身体も、

心も、

食も、

生活も、

これからどう在りたいか、

どう生きていきたいか、

真剣に向き合うきっかけとなりました。


療養が転機となり、 退院明けのシェフの口から、


「キャンプへ行こう!」 


まさか、まさか、まさかの一言


私達は、

お酒・食・服・車・音楽・猫etc...

好きな事は沢山ありますが、  


虫苦手、

野外飯苦手、

The インドア派のシェフ、

今まででは絶対に有り得なかったこと。 生きがいがある場所は不便の中』

    という言葉を聞いた事があります。

今の時代は、とても便利すぎる世の中。

どんなに便利なものを

手にしたとしても、 いつのまにか慣れてしまい、 感動は消えてしまう。 日常の中では、 なかなか自身の成長を自覚することは 

年齢を重ねる度に

少なくなっているような気がします。

初めはできなかったことが、

できるようになる。 


例えば、 テント設営に初めは

2時間かかったものが、

1時間半、1時間と短くなっていく。

強風に煽られ、テントが倒れ挫折を味わい、

設営の仕方を工夫するようになる。

暑さ寒さや天気の変化にも 柔軟に対応できるようにもなる。 


突然やってくる、 問題にどうやって解決するのか考え、 沢山の失敗を繰り返す。



世間体とか見栄とか ちっぽけなものは捨て、 周りの先輩キャンパーさんの

知恵をかり、見よう見まねで、

いろいろなことを覚えていく。

知らない事にワクワクし、

時間を忘れて夢中に遊んだ

子供の頃を思い出す。 


手間ひまが

かかればかかるほど、  達成感や満足感を生むのかもしれません。


私達の キャンプの最大の目的の一つは、 生活習慣の見直しでした。

 一日の中で朝起きてから夜眠るまで、 ボーっと何もせずに過ごす時間は、

とても少ないことにハッと気づき、

仕事を終えて帰宅してからも、

無意味に、

スマホやネット、SNSをダラダラ見て、 沢山の情報や声に惑わされ、 気にしなくてもいいはずのことを考え、

あっと言う間に時間が流れていく。


気持ちも何だかスッキリしないし、

あまり良い事ではないなぁ…

とずっと感じていました。


自然の中で過ごすときは、 余計な事は一切考えず、 スマホはほとんど見ません。 しなくてもいいことはしません。

コーヒーを1杯飲むにも、 忙しい仕事の合間の休憩コーヒーも 

もちろん格別だけど、


豆を挽き

お湯を沸かし、

ゆっくり香りを感じながら、

コーヒーを飲むことだけに

時間をつかう贅沢。 静まり返った無音の世界で、

ワインのコルクを

ポーンと開けてみる

パチパチと焚き火の音と、

ワインの注ぐ音だけが響き渡り、

ナチュラルなワインを

自然の中で味わう幸せ。



惰性ではなく、 今、目の前にある事に向き合い、 自分ために時間を使う。 自然の中で飲むコーヒーやお酒は、

いつもの何倍もの 

美味しさに感じます。 なんとなくではなく、 きちんと自分の時間が流れていく。


四季を感じ、

1日の時間の流れを感じる、

忘れがちだけど、きっと大切なこと。



私達にとってはキャンプをはじめてから

ひとつ、ひとつが、

少しだけ、

丁寧に、

ゆっくりと、

シンプルに、

生きられるようになった気がします。



極寒の雪中にも、

生きる術を学び、


私達の糧になる。



仕事ではエプロン。


OFFではヒートテック。


全ては健康があってこそ、 


食べれること、

動けることに感謝をし、

気分良く、


さぁ、次は、何処へ行こうか!







只今、お休みを頂いております。


本日、

札幌市の時短営業と、

お酒の提供の自粛の要請をうけ、  


5月末日頃まで、

お休みを延長させて頂きます。


再開を楽しみに、

ご予約のお問い合わせ頂いていたお客様には

心より、お詫び申しあげます。


当店は、

"ワインとお料理を楽しんで頂くお店です"


これまで、

ご予約の際には、


お電話で、

お客様一人一人に「お酒を飲むか否か?」

を伺いご予約を受けていました。


当店の前情報を知らずに、

お電話を頂いたお客様からは、


「どうしても飲まないと入れないのですか?」とか、


当店のコンセプトを説明をしても、

理解をしてただけず、

お叱りをいただいたこともありました。


"お酒の飲まれない方はお断りしてます!"

ということは当店のスタイルで、

ここまで貫いて来ました。


なので、

お酒なしの営業は、 

今のところ考えていません。



あの時、 



お酒を飲まないからと、

お断りしてしまったお客様、


当店の空気に馴染めずに、

正直、

後味悪くお店を後にした

お客様もいたことでしょう。


それを考えると、

あまりにも

「この時だから来てください!」


この状況だから、

「いつもお酒を飲まないお客様も

どうぞ来てください」

とは、


無責任で、申し訳なくて、、、

手放しで、言えません。


方針を今だけ変えるつもりはありません。


それは、あまりに自分達本意だと思うから、


少なからず、

ワインとお食事を楽しむということに共感し、

支持をしてくださる

お客様にも申し訳ない。


緊急なこんな時だから、

私達も

もっと、器用に立ち回れば良いのですが、

私達にはできない。


いつまで、お休みするつもり?


と思われるかもしれませんが、

やはり、

気持ち良く営業していきたい。


再開は、

Instagram、Facebookでも

お知らせします。

まずは、

解禁になるその日まで、、、


その都度、

方向転換もすることもあるかも

知れませんが、

私達のワガママお付き合いくだませ。

その時はお知らせさせて頂きます。


























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